「『ある子供』というベルギー・フランス映画を観た」 の巻
2005年のベルギー・フランス映画です。
第58回のカンヌでパルム・ドールを取った作品だということで観てみました。
ご覧になったことがない方は、どういった内容かはYouTubeの予告編を観てもらうとお分かりになると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=8gVBnhXFWcw
映画は、ブリュノとソニアという若いカップルに赤ちゃんができたところから始まります。作品について予備知識なしだったので「ある子供」というタイトルからこの赤ちゃんのお話なのかと思い観ていました。
若いふたりは赤ちゃんをほったらかしでじゃれ合うわ、子供を落とさないか、乳母車が車に接触しないか、さらわれないか、と行動が無責任すぎてヒヤヒヤ、ハラハラさせられ「お前らがまだ子供じゃ!」と腹も立ち...。
その後、母性が出てきたソニアはともかく、ブリュノのほうは考えがあさはかで無責任極まりない。「ああ、そうか。タイトルの子供というのは、大人になりきれていないこの若い男ブリュノのことだったのね。」と途中で気付いた次第。
お話は、こうなっちゃうだろうなぁと予想できた顛末ではあったが、ここからふたりは大人になっていけそうだな...という終わり方だったことが救いでした。ちゃんと赤ちゃんをいい子に育ててあげてね~。