「今夏公開 → ゴーストバスターズ → マシュマロマン → 大魔神 ということで、 大魔神 3部作を観た」の巻
どこからともなく「ドシン!ドシンッ!」と響き渡る大きな足音と地鳴り、ゆっくりした動き、優しい顔から一変して怒りの表情に変わるところ、そして腕っぷしで建物をぶっ壊す。どれをとっても大魔神の動きとそっくりでは?
ということで、特撮時代劇映画「大魔神」シリーズ三部作を観返してみました。といっても3作目は初見でしたが。
昭和41年製作・公開の作品なので、もちろん今の人からみると特撮なども古臭く幼稚に思えるかもしれませんが、それでもなかなか素晴らしくて味があると思います。
一作目と三作目は「山の神」三作目は「湖の神」という設定ですね。
どれも戦国時代のお話ですが、一作目は「城下の村人たちにも慕われているすごくいいお殿様が、悪い家老一派の謀反によって、幼い若君と姫を残して滅ぼされ・・・」、二作目は「平和に暮らしていた国が山を一つ越えた隣国から攻め込まれ、これまた若君、姫数人を残して滅ぼされ・・」三作目はこれまた「山を一つ越えた隣国の武将が悪いやつで・・(面倒くさいのでこの辺でやめときます)」
で、三作ともその悪い武将が村人を圧政で苦しめたり、恐れられている大魔神の御神尊をこわしたり神をも恐れぬ振る舞いをし、神様の怒りを買うようなことをするもんだから、もう怒っちゃって大魔神が。それから大変なことになってしまうんです。
そうそう、それと一作目、二作目は若いお姫様が、「私はどうなっても構いません。たとえ命を召されても・・」みたいなことを祈ることによって大魔神が悪者を懲らしめるのですが、さすがに三作目はお姫様ではなく純粋な子供(嵐の大野君みたいな顔しています)が「おれがこの身捧げます。だから怒りを鎮めて、ともだちだけは許してください・・」という祈りを聞き入れ、子供たちを救い悪者を懲らしめに行きます。大魔神、ただの女好きではありませんでした。三作目まで観てよかった...。
ということで、個人的には三作目は可愛い子供たちが父兄を救うために魔の山を越えていくシーンがほとんどで(しゃべりかたとか動きとか可愛いんですけどね)ストーリーの印象がちょっと弱いかなって感じを受けますが、三作とも面白いです。最後はケッチョンケッチョンに悪い奴らやっつけられますしね。
とにかく、神の怒りを買うと恐い恐い。
カフェまほろば
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