「サスペンス映画 『特捜部Q キジ殺し』 を観た」の巻
「特捜部Q」シリーズの映画化第2弾「特捜部Q キジ殺し」を観ました。
2014年のデンマーク映画です。
このシリーズは「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の製作スタッフが作っているのですが、細かいところまでよく作られていてすごくいいです。デビット・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ主演のドラゴン・タトゥーも、もちろん面白かったですが、ぼくはデンマーク版の方がお気に入りです。
そんな訳で、シリーズ1作目の「特捜部Q 檻の中の女」もすごくよかったので、2作目も期待大でしたが、その期待を裏切らない出来でした。
特捜部Qをご存じの方には釈迦に説法ですが、特捜部Qというのは、捜査ミスで部下を死なせてしまい自身も負傷を負ってしまった主人公カール・マークを左遷するために新設された未解決事件を扱う部署。そこで、これまたいわゆる窓際族のような部署にいたアサドも特捜部Qに助手として配属されカール、アサドコンビが誕生。膨大な過去の未解決事件を洗い直して再捜査をするわけです。
今回から、特捜部Qにローセという女性秘書が配属されトリオになりました。この秘書がなかなか優秀なんです。あ、あと猫も1匹メンバーに?
冒頭、特捜部Qが過去の未解決事件(檻の中の女の事件のことかと思います)を再捜査し解決したお祝いのパーティのあと、駐車場でカールは男に声をかけられます。ヤーアンスン(だっけかな?)という警部で、ある事件の再捜査をしてくれと頼まれますが、どの事件かわからないカールはまたにしてくれと帰宅。翌朝、カールのところに事件の連絡があり、駆け付けるとそこには自宅の風呂で手首を切り自殺(実際には他殺?)しているヤーアンスン(だっけかな?)の姿があった。カールのあった数時間後に死んでいたのだ。といういきなりショッキングな映像から始まります。
カールたち特捜部Qは、ヤーアンスン(だっけかな?w)が再捜査を頼みに来た20年前に捜査終了したはずの双子惨殺事件の再捜査を始めます。
実は今回のお話は、すぐに真犯人は見当がつく(というかわかります)ので、謎解きの面白みはありませんが、事件の重要な情報を知っている事件当時から失踪中のキミーという少女をやっとのことで探し出し保護し事件は解決かと思いきや、そうは簡単にならんわけです。
「奴らを赦さない。」どうやって、余裕の笑みを浮かべる真犯人たちに思い知らせてやるのか・・・。全編面白いのですが、キミー保護からラストに向けての30分、ここからが特に面白い。
これ以上はネタバレになるので(とはいえ、いつもよりネタバレしちゃった気がするけど)書きませんが、なんにしても悲しい結末です。
このシリーズは暗くてダークですから、それは仕方ない。
第3弾が待ち遠しい。
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