「とてもいい映画『善き人のためのソナタ』を観た」の巻
2006年のドイツ映画。
ベルリンの壁崩壊の約5年ぐらい前から崩壊後数年後のお話。
反体制ではないかとの疑いのある劇作家ドライマンの証拠をつかむために、自宅を盗聴して監視をする国家保安省の局員ヴィースラー大尉とその劇作家の恋人である舞台女優クリスタの顛末が描かれています。
観ていて悲しくやるせなく重たかったですが、ラスト20~30分はいいです。
最後のヴィースラーの台詞のひとことに胸が熱くなりました。
ただ、ソナタを聴く(盗聴でね)場面、もっとパッとするのかと思ったけど、ほんのちょっとだっので、ボクとしては少しばかり拍子抜けという感じでしたが、監督の意図があったんでしょうね。
あと、ヒロインがごつい感じだったのが、ちょっと残念。(こりゃ、好みの問題か?)
とてもとてもいい映画だと思います。